グレーで生きる
いわゆる、グレーゾーンに生き自分を又は他人を許しながら生きていける人、こういう人は強いと思う。
強いというのは、どんな場所でも人間関係をこじらせることなく人を追い詰めず嫌われない。嫌われないから悩まない。悩まないから朗らかできっと人の心を癒す。柔らかくって優しい人。
グレーな領域を歩める人、こうして書いてみると良いことしかない。
では、なぜ。なぜ、自分は、そんなふうに生きていけないのだろう。
頑張れない自分は悪で、ズルい人を許せない。いや、実はズルなんてしていないのかもしれない。ちゃんとしたルートで手続きし、やらなくても良い手間を器用に省いているのかも。
つまるところ、不器用だからうまく立ち回れる人が羨ましいのだと思う。
本当は、というか、絶対に私が頑張らなくたって人はそこまで私に注目してないし、一度ラクをしたからってそれを許せないほど落胆させたりはしないだろう。
「正しさ」はいつでも正しいけど、正解ではないんだと思う。正しさすら相手に合わせてグレーにしてあげることができる人、こういう人に結局人は救われるのだ。
正しさでは人を動かせない。むしろ、正しさでは人を傷つける。
社会の波に身を任せれば任せるほど、グレーしか見えない。むしろ、白か黒かなんてはっきりしてる方が少ない。
どこで、自分はそんなふうになってしまったんだろな。
失敗を許されない環境だった。弱音は許されなかった。間違えればただただ自分を低くして反省することでしか受け入れてもらえなかった。
全てがいい年した大人のいいわけでそんな過去全て忘れたかのように、理不尽も清濁合わせて消化して、寛容な大人として生きて行かなければなりませんね。
もちろんこんなことも、皆乗り越えて他人に優しく生きているのでしょう。